W-59はチープカシオのアイコン的存在のF-91にそっくりな外観をしています。よほどのマニアさんでもなければ、両者の違いには気づかないかもしれません。しかし、並べてみると両者のコンセプトの違いは明らかです。レトロな中にも、シャープで現代的なデザインを取り入れようとしているF-91に対し、こちらのW-59は無骨そのもの。段差を強調したケースや、凹凸のあるバンドのデザインからは、G-SHOCKに通ずるものが感じられます。しかし、それはデザインだけのハッタリではありません。その証拠は、高い防水性能を備えていること。多くのチープカシオが日常生活防水(3気圧相当)なのに対し、W-59は5気圧の日常生活強化防水です。日常生活防水でも十分な防水性能を保持していますが、1段上のW-59は更なる安心感をもたらしてくれます。もちろん、時刻表示も読みやすく、やや太めのフォントが採用されており、視認性は良好です。数字のセグメント分割ラインは、70年代〜80年代と同じ構成。所狭しと記載された、機能表示も当時さながら。まさに伝統のカシオ・デジタルを受け継ぐ腕時計です。

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akihiro

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