小さな島国の日本とイギリス。初めての出会いはいつからはじまったのだろうか。日英交流の起源から約4世紀におよぶ両国交流の軌跡を、経済・外交・文化の視点から綴る。
古代から近世まで、およそ二千年の長きにわたる日本と中国の交流の歴史を、系統的かつ概括的に描き出した大著。膨大な史料を博覧してまとめ上げた叙述に、遣隋使・遣唐使、日中間を往来した僧侶や船舶の一覧表、通交年表を収載するなど、基礎資料としても必備。日中関係史・対外関係史研究の先駆的存在といえる名著を、解説を付して待望の新装復刊。
体系的に網羅した日本史研究の根本史料。大学における演習教材としての性格を考慮し、書目によって分冊販売
「尾張藩社会」を視座に、東西二極の近世史像を再構築。
戦国時代、石見地方は大内氏、尼子氏、毛利氏などの有力武将が覇を競い、幾多の激闘が繰り広げられた地。500ヵ所にもおよぶ山城が築かれた。約400年もの間、草木の中に存在した遺構から、悠久の歴史に思いを馳せることは、山城めぐりの楽しみだ。本書では50城を厳選し、「地理」「歴史」「構造」の視点から詳しく解説。巻頭グラビアをはじめとする豊富な写真や、縄張り図など貴重な資料を多数収録。入門者から上級者まで、...
内外に於て極めて多難なる時期に際会し、国民的自覚を求められる今こそ顧みて民族精神を探求し国民的特質を闡明する好機である。日本の歴史は日本精神の深遠なる相嗣。国史研究の重要性をとく名著!待望の復刊!
武器や戦闘のあり方、村の武器保有と武力の実態、城館の機能、兵糧の流通等、最新の研究成果から浮かび上がる戦争の実相。
誠実に無私の精神で説得にあたり、人と人を結びつけた“超強力接着剤”坂本龍馬。土佐浪士ながら「日本の洗濯」を志し、維新の夜明けを導いた。理想を追った三三年の生涯を描き、龍馬ゆかりの京都の史跡に素顔を探る。
孝謙・称徳女帝、道鏡、恵美押勝…混迷する皇位と政局、たそがれゆく平城京を描く。
正倉院に伝来した数多くの宝物と、それを生み出し、また保存してきた人びとの営み、そのあとに残された大量の文字による記録は、総体としてまさに奈良時代に始まる歴史そのものの生きた姿だ。著者が学んできた日本古代史という分野を、あらためて自身の立脚点と位置づけたうえで、「正倉院宝物の世界」の奥行きと広がりについて知ることの有用性を説く。
下巻では、戦国時代から現代までの約五百年にわたる京都の町の変化をたどります。中世末、京都の主役におどりでた町衆の前に立ちふさがったのは信長でした。やがて秀吉の世には、町のまわりにお土居が築かれて京都は城下町と化します。さらに徳川幕府が圧倒的な権力で都びとに君臨した江戸時代。それが覆される幕末の動乱期。そして天皇の東幸にともなう都市の空洞化と近代都市への脱皮?京都の町にはあいついで苦難が襲いかかって...
荒畑勝三(寒村)、徳田球一、佐野学、福本和夫、佐野文夫、北浦千太郎ら日本共産党創立以来の党員等による予審訊問調書、聴取書等集録。
幕末の日本には、多くの情報が飛びかっていた。外国船の来航、火山の噴火や地震などの災害、幕府と長州との戦争、そして身近に迫る一揆の動き。このようななか、これらの情報を積極的に入手して蓄積し、そこから自らの政治的立場を創りあげていった「情報人」も存在した。そのうちの一人、森村新蔵という一地方役人が書き残した情報集(風説留)を読みながら、国民国家形成へと向かう幕末日本にどのような情報社会が成立していたの...
自己の思想信条には雄弁だった親鸞。だが、彼ほど私生活を語らなかった人もいない。曽孫覚如の「親鸞伝絵」を検証し、法然との出会い、越後流罪・関東教化の足跡と入滅にいたる苦悩の生涯を通して、素顔の親鸞に迫る。
内容紹介近江に築かれた多数の城とその周りに形成された城下町は、中世から近世へ、日本の歴史を切り開く舞台となった。 今に残る城郭と城下町を豊富なカラー写真とともに紹介し、専門研究者の解説を付す。探訪のための地図、刊行データも充実。
5万頁の英文速記録を精査、主要部分を翻訳。裁判の全貌を正確に伝える初の貴重資料。裁判進行の過程と全体像を分かり易く伝え、東京裁判の本格的研究の第一歩を踏み出す基礎資料とするものである。