以前は、一部のギター作品のみで知られていたユダヤ系イタリアの作曲家、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)。20世紀の終わり頃から作品の復興が進み、数多く書いたものの、ニーノ・ロータの影に隠れてしまった感のある“ハリウッドの映画音楽”や興味深い管弦楽曲、歌曲などが少しずつ演奏され、録音の機会も増えてきました。しかし、彼が最も得意としていたピアノ曲(彼自身も優れたピアニストだった...
SP最盛期のパリを彩ったフランスの女流ヴァイオリニスト、イヴォンヌ・キュルティ。80有余年を経て初登場する待望のフル・アルバム!「天使のセレナード」(ブラガ)や「チャルダッシュ」(モンティ)をはじめ、彼女の代表的演奏をすべて収録。 (C)RS
世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの首席ハープ奏者という地位を辞し、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回るメストレの最新録音。今作では、ファリャ作曲「スペイン舞曲第1番」やタレガ作曲「アルハンブラの思い出」など、メストレのアンコール・ピースとして確立され、CD化が望まれていた作品を中心に、ハープという楽器の可能性を広げる技巧的でロマンティックなスペイン地方のソロ・ピ...
シモン・バレーレやホロヴィッツに並ぶF.ブリューメンフェルド門下きってのヴィルトゥオーゾであるイソ・エリンソン(Iso Elinson 1907-1964, Russia)演奏によるショパン「24の練習曲集」10インチLP2枚をCD1枚に収録。1950年代のモノラルLP録音の本作は、ショパン「24の前奏曲集」とともに、円熟期を迎える前の充実した演奏によるエリンソンの代表的レコード。 (C)RS
独自の世界を切り拓くピアニスト森岡薫がバッハのピアノ協奏曲に挑戦した(サントリーホール・ライヴ)サード・アルバム。今回は全てバッハの作品による<バッハの世界>。森岡薫の魅力を感じさせる貴重な一枚。 (C)RS
ピアニストでありながらロンドンで敏腕弁護士としても活躍するポール・ウェーは、19世紀のヴィルトゥオーゾ作品の録音で高い評価を受け、とりわけ、リスト編曲によるベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」の演奏ではグラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれました。同誌の評では、彼を「極めて演奏困難なトランスクリプション作品の達人」と称えています。今回ウェーは、ピアノの新約聖書に例えられるベートーヴェン...
ジモン・マイールの≪アモール・ノン・ア・リテーニョ≫は、1804年にミラノ・スカラ座で初演された歌劇です。スペインのサモラを舞台とし、作曲当時の名歌手たちを揃えたこの上演は大成功を収め、後に≪La fedelta delle vedove(ヴェドーヴェの堕落者)≫として改作され、さらに人気を博しものの、その後は上演機会に恵まれず、忘れられてしまいました。夫を亡くしたばかりのルイージア(プリンチペッ...
ウィーン古典派の三大作曲家が対位法を学んだ理論書『パルナスス山への階梯』の著者で、三代にわたる神聖ローマ皇帝に楽長として仕えた大作曲家フックス。その晩年の知られざる傑作音楽劇が、欧州古楽シーン最前線をゆく演奏陣によって全曲録音されました。バッハやヘンデルより四半世紀早く、A.スカルラッティやパーセルなどと同じ頃に生まれたフックスは1690?1710年代が活動全盛期でしたが、1723年プラハでの主君...
トルコ出身のドラマティック・ソプラノ、レイラ・ジェンチェルによるドニゼッティの『女王三部作』。1954年にナポリ・サン・カルロ劇場でデビュー、イタリアを中心に活躍。その後はアメリカ、イギリスからモスクワ、南米と世界中で歌い、1992年の引退後はスカラ座アカデミーの芸術監督を務め、後進の指導にあたりました。歌唱力では定評がありましたが、マリア・カラスとレパートリーがかぶってしまったためか、当時ほとん...
2025年5月≪スペードの女王≫のヘルマン役でメトロポリタン歌劇場へのデビューを飾り、英雄的な成功と絶賛されたアルメニア出身のアルセン・ソゴモニャン。ドラマティックなレパートリーで急速に注目を集めている彼のソロ・デビュー・アルバムが登場。バリトン出身ということもあり重心の低い声質ながら、高音でも素晴らしい伸びを聴かせるダイナミックな歌唱を、イタリア・オペラの名曲をずらっと並べたプログラムで堪能する...
オペラ作曲家として名高いドニゼッティは200曲余りの歌曲も書きました。美麗な旋律と劇的な感情表現に富んだ歌曲の数々は、近年研究と再評価が進み、演奏・録音の機会が増えています。当アルバムの収録曲でも「私があなたを愛しているかどうか、私に聞く」や「子守歌」が、洗練された詩情と親密な抒情が響き合い、最上級のものと評価されています。サンクトペテルブルク出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァは、ウ...
神聖ローマ皇帝、レオポルド1世(1640-1705)。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の大国復興の足掛かりを築いた指導者です。もともとは聖職者になるはずだったため高度な教育を受けており、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。このアル...
ベスト・クラシック100?PREMIUM EDITION 15。リバス「きみへの愛ゆえに」、トルドラ「ゆりかごの歌」「小唄」他、全20曲を収録した1990年録音盤。 (C)RS
1枚1000円の低価格販売クラシック、“ワーナークラシック NEW BEST 50”シリーズ。テノール歌手、クリストフ・プレガルディエンによる1996年録音盤を再発売。 (C)RS
ビクターがお届けする“日本合唱曲全集”シリーズの低価格再発盤(全50タイトル)。本作は、藤井宏樹、合唱団ゆうか他が参加。 (C)RS
中世ドイツの騎士物語から題材を取られた、ティークによる小説『美しいマゲローネとプロヴァンス伯爵ペーターとの恋の物語』に収録された詩に、20?30代のブラームスが曲を付けた連作歌曲集。若い瑞々しさにあふれたこの作品を、グラインドボーン音楽祭やプロムスでも評判となったアメリカの若きバリトン、ジョン・チェストの抒情的な美しい歌声で楽しむ一枚です。共演は、“最上級の伴奏者”とアメリカで絶賛されたブラジル出...
バリトン歌手ボー・スコウフスにとって、約20年ぶりの再録音となる「白鳥の歌」。年齢を重ね、ますます音楽に理解が深まったと語るスコウフス。この「白鳥の歌」は、「水車小屋の娘」や「冬の旅」のような連作歌曲集とは違い、シューベルトの死後に出版社や友人たちがまとめた曲集であるため、曲の順序は自由度が高いのですが、スコウフスは3人の詩人、ザイドル、ハイネ、レルシュターブをグループ化し、いくつかの曲を付け加え...
1884年、初のイギリス訪問の際に、ロイヤル・アルバート・ホールで自作の「スターバト・マーテル」を演奏し大喝采を受けたドヴォルザーク。初演の成功への感謝の気持ちとともに、イギリスの合唱音楽の伝統にも強く感銘を受けました。その3年後に作曲された「ミサ曲ニ長調」は、彼の友人で著名な建築家ジョセフ・ハラフカが建築した新しい教会の奉献式のために作曲された小規模な作品で、1887年9月の初演時はオルガンの伴...
1992年フィンランド生まれのアコーディオン奏者ヤンネ・ヴァルケアヨキが弾くラモーの作品集。クラヴサン作品の中から2つの組曲と、ソプラノ歌手リンデベリを迎えての≪カストールとポリュックス≫のアリアが奏されます。ラモー作品の持つ多様性と、アコーディオンという楽器の持つ可能性が感じられます。ラモーには特別の愛着があると語るヴァルケアヨキが、美しく、ユーモラスで、エキサイティングで、驚きに満ちたラモーを...