2003年、日本を含む世界7カ国語にて同時発売され、今なお欧米版はロングセラーを続ける名作が、装い新たに生まれかわりました。2007年の絶版以来、復刊を待ち望む声がとても多かった作品です。著者自身による改稿によって完成度を更に高めた言葉と新たなデザインを、どうぞお楽しみください。
みちるとさとるが育てた花がいっぱい咲いてみんなの心にうれしい気持ちが広がった、すると…。嬉しい気持ちが広がっていくお話。
【対象】  幼児?小学低学年
作曲家ロドリーゴにして“セゴビアの後継者”といわしめ、その完璧なテクニックと高い音楽性で“ギター界の女王”と称えられるマリア・エステル・グスマン。プログラムはグスマン編のアルベニスに始まり、「私のレパートリーの中でも最も重要な作品の一つ」という『大聖堂』、近代のテルジやレイスによる興味深い作品、そして彼女へのリクエストが多いという映画音楽など、盛りだくさんな楽しめる内容。 (C)RS
まぼろしのムーミン・コミック、全14巻。プレゼントにもぴったりです。この巻の収録作品:「預言者あらわる」「イチジク茂みのへっぽこ博士」「ムーミン谷のクリスマス」
思い切り真面目であり、思い切りふざけている…。右翼運動をやってきたというが、本当はただの「読書人」だったのではないか。
「桃尻娘」を特別な傑作としてこよなく愛する著者が、『草薙の剣』「昭和三部作」など、“日本現代文学の最重要作家”のほぼすべての小説・戯曲を読みほどき、新たな地図を提示する本格評論、誕生!!
戦争末期から敗戦後にかけての太宰作品を論じる。さまざまな新見の提示された、「作品とその生成要素」「作品論」「アンケート回答」25篇、中村貞次郎・壬生男両氏の「回想記」と「資料紹介」3篇、「二十世紀旗手」「HUMAN LOST」の精緻な評釈等を収載。
一三人の作家“島崎藤村・森田草平・野上豊一郎・野上弥生子・平塚らいてう・吉井勇・広津和郎・木山捷平・火野葦平・野田宇太郎・牛島春子・嘉陽安男・帚木蓬生”の生き様、故郷への思い、漱石との接点、野田宇太郎宛書簡、作品論、作家論、国際学会発表論文、対談等。?文学研究の果てなき道を歩む著者の集大成。
北米の大学で日本文学の教鞭をとる著者が、海外から見た日本文学という独特の視座から、「子宮の感性」に貫かれた日本文学・文化の特色を描き出す。近・現代文化論に必携。
時代の表層深層を読み解く!!秋田魁新報連載の社会時評集。歴史の裏通りを歩き続けた作家が、現代社会の森羅万象にも熱い視線。
生涯を費やしてそれぞれの「主題」を反復し、書くことの幻想性・倒錯性・身体性を往還しながら、日本近代文学史上に屹立する3人の小説家。彼らの「奇蹟的な一貫性」を飽くことなく探究した著者による、文芸批評の金字塔。
津軽の大地主津島家に六男として生まれ、旧家の持つ重圧を鋭く感じながら成長した太宰治は、青春の一時期、思想運動の渦中で苦闘した。間もなくその運動から離脱したかれは、裏切り者としての罪の意識にさいなまれながら文学に転身し、処女作『思ひ出』で注目され、つづいての『道化の華』で新進作家としての地位を築いた。以後、昭和の暗い谷間の時代に、その絢爛たる才能を開花させ、戦後の混乱期には『ヴィヨンの妻』や『斜陽』...
60年代以降の激動の時代を生きながら、小説論や文芸時評によって、文学の真実に迫る。カフカやゴーゴリなどの世界文学、さらには自作をめぐって展開される“批評”。後年の優れた長篇評論の出現を予感させる『小島信夫文学論集』『現代文学の進退』の2巻を収録。
波乱の人生。「事実は小説よりも奇なり」と言われているが、この作者の人生は正にそれである。朝鮮、中国、日本と舞台は巡って…。
アヴァンギャルド芸術、無敵の論争の数々、「夜の会」での試み、「新日本文学」で大暴れ、演劇界での空前の活動、珠玉の評論、小説、戯曲群。そして女性問題をめぐる超ロマンティズムの輝き!
・巻頭随筆「千の風になって」……羽鳥 徹哉・論文〈詩集〉川端文学の風土と基盤川端康成と熱海?その事跡と意義について……野末 明大森駅と本門寺?川端康成の昭和三、四年……高橋 真理 ほか